インタビュー
Girasole 斎藤要さんにお話をうかがいました
いつごろからお店をやられていますか?また、料理の道に進むきっかけとなったことはありますか?
料理を始めたのは18歳。高校の時にアルバイトしていて料理の道に進もうと思いました。都内で和食やフレンチなどいろいろと修業を積んで2010年にジラソーレを開きました。
ターゲット層や普段いらっしゃるお客様はどんな方が多いですか?
30代~60代くらいかな。サラリーマンの方も女性も半々くらい。ご夫婦で来店される方が多いです。
工夫されていることや、意識していることはありますか?
季節が感じられるような料理に仕上げるように意識しています。
今の季節のおすすめは?
今の時期(秋)は食べ物が多いからキノコとか牡蠣・秋刀魚をつかった料理がおすすめですね。
デリバリーメニューの自慢の料理・人気の料理を教えてください。
サラダ・前菜の盛り合わせとかがおすすめ。はじめてお店に来ていただいた方にはまず食べてほしいです。

今、飲食店がコロナの影響で大変だといろいろなお店から伺いますが、オーナー様もその影響を感じたりしましたか?
2月の3週目くらいから宴会は全部キャンセルでした。もう、そこからは何してもダメだよね……。夏くらいからかな?個人のお客さんがやっと動いてきてくれたのは。
お店としてコロナへの対策で行っていることや緊急事態宣言後に取り組み始めたことがあれば教えてください。
緊急事態宣言中はテイクアウトだけやっていました。その後は普通に換気と手洗いと消毒。あとは自分の調子悪かったらすぐ休みにしてるかな、今は。

コロナが収まった後にお店としてやっていきたいことは?
イベントといったら… コロナで全部キャンセルになっちゃった音楽のライブがやっと2回やれたかな。あとはコロナで考える時間があったので……、今まですごくカジュアルにやっていたんだけど、少し特別感のあるお店にしていこうかな…と考えるようになりました。
特別感というと?
『しっかり雑にやる』みたいな…。例えば、繁盛しているお店では、メニュー表の写真よりもちょっとボリューム感のあるものを出してきたりするじゃない? そういうギャップのあるお店。『丁寧に雑に、雑に丁寧に』というイメージ。具体的にはどうしていいかまだ分からないんだけどね。
お客様の店に来る前の期待感よりも、実際に来た時の満足感、その期待値を上回るようなお店にしていきたいということですね。

お店のオーナーになってから一番大変だったエピソードを教えてください。
100人いたら100人「コロナ」っていうよね(笑)。あとは5年位前からの坐骨神経痛かな。腰が伸びない、何してても痛い。骨がずれて神経に触っちゃうから、腰も痛いけど右のスネ 神経が通っている中が痛い。通院しながら、店に立っているよ。
逆にオーナーになって嬉しかったことはどんなことがありましたか?
4年前マンションを買ったこと。前々から計画していてやっとなんとか夢をかなえました。
印象に残っているお客様はいますか?
2010年にお店をオープンして、2011年3月に東日本大震災があった。その時お店を休んでボランティアに行きました。(ボランティアは)みんな関東から行ってたんだけど、その仲間を集めて飲んだり、東北からゲストを呼んだりして…。そういうことができたのがすごく印象に残ってる。「支援したから・されたから」とかじゃなくて、ただの友達としてつきあってる現地の人たちとか、ボランティア仲間がちょくちょくお店に来てくれたりします。そんなたいそうな絆ではないけど、ただのどんちゃん騒ぎできる仲間ですね。
デリバリーを頼んでくださる方に一言メッセージをお願いします。
お料理の味を気に入っていいただけたら、できれば出来立てを食べてもらいたいので、是非お店にも足を運んでください。
(取材日:2020年10月28日)
